富山赤十字病院 小西 孝司院長より、被災者救援義援金のお礼状と、
石巻赤十字病院での救護活動の状況について詳しくご報告を頂きました。


陽だまりには草の芽が萌えたち、春近きを思わせ、心嬉しくしていたところへ、突然、東北関東大震災の悲惨な映像のTVニュースが飛び込んできました。

 11日の1446分の地震発生から2時間後の1650分に、石井富山県知事から当院へ救護班の派遣要請があり、25分後の1715分には富山日赤DMAT(医師1、看護師長1、看護師2、ロジスチック1名で編成)および日赤支部職員1名が緊急車両2台に分乗して出動し、石巻赤十字病院で救護活動を開始しました。

救護班からは衛星電話を介して毎日定時に活動報告を受けてはいますが、TV,ラジオの報道どおり、石巻赤十字病院はこの地区では被災を免れた唯一の医療機関(幸いにも、自家発電が稼働して医療継続可能)のため、負傷者が殺到しています。次々にヘリコプターで運び込まれる負傷者のトリアージ、治療に忙しいうえに、度重なり襲ってくる余震におびえながらの救護活動で、仮眠すら出来ないとのことです。出動した救護班員は富山には帰る家も帰りを待ってくれている家族もあり、救護活動に専念できますが、石巻赤十字の職員の方の中には家も家族も津波で流され、行方、生死さえも判らない方もおられるとのことです。医師、看護師はじめ医療従事者の不足、次第に底を尽く医薬品にもかかわらず、つぎつぎと治療を求めて来院する負傷者を前にすると、家族の安否が気になってはいるでしょうが、職場を離れることも出来ずに院内に留まって患者さんの治療に頑張られている被災職員の崇高な姿には、ただただ頭が下がるばかりです。

このように現地では、医療者、医薬品、診療材料が不足に陥っている最中に、富山ロータリー様からは、当院の医療救護班派遣に対しての高額の寄付金の申し入れ、誠にありがたく、厚く感謝申し上げます。早速、現地で活動中の第2次救護班と連絡を取り、不足している医薬品を購入して、第3次の救護班とともに出動いたします。

一昨日、任務を終え帰院した第1次の救護班の活動状況の様子を添付しました。

まずは取り急ぎ救護活動報告とご厚志のお礼まで。

 

平成233月17

               富山赤十字病院 院長   小西 孝司